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リノベーションの醍醐味!「躯体表し」とは?

お役立ち情報

リノベーションでよく登場する「躯体表し」という言葉。天井のコンクリートがむき出しになっているアレのことですが、実は躯体表しはそれだけではありません。今回はリノベーションで人気の躯体表しのアレコレについて、解説していきます。

 

●躯体表しとは?
建物の構造体である天井や梁、壁がそのまま見える状態のこと。コンクリートの無骨なイメージや、木の温もりなど、構造体が持つ雰囲気をそのままインテリアに取り込めるので、リノベーションでは人気の手法です。

 

●躯体表しはなぜ人気なの?
構造体を見せることで、リノベーションならではの味わい深い感じを表現できることが人気の秘密。本来は天井板で隠れている配管や電気の配線も見えてくるので、それもインテリアの一部として楽しめます。また単純に、天井を解体すると天井高が高くなるので開放感がアップ!構造体そのものが表に出ているので、そこにフックを付けてハンモックなど重さがあるものを吊るすこともできます。

 

●躯体表しができない物件はあるの?
例えば躯体に直接クロスを貼っている場合は、はがしてもきれいな躯体を見せることができません。はがして残ったクロスを削ったり、左官工事をして躯体表し風に仕上げる方法もありますが、コストがかかります。またマンションの最上階の場合、屋上からの熱を防ぐために天井を必ず断熱しています。その場合は吹き付けた断熱材も含めた躯体表しになるので、いわゆる想像しているようなコンクリートの躯体表しにはなりません。

 

●費用は高い?安い?
躯体表しにすると、例えば天井を作らない、クロスを貼らないということになるので、単純にコストカットにつながりそうですが、実はそうとも言い切れません。確かに大工工事一つで見れば、天井を作らないので躯体表しの方が費用は安く済みます。一方で、塗装費用がかかったり、本来天井板で隠れる電気配線などを美しく仕上げる必要があるので、電気工事のコストが上がったりします。結局のところ、躯体表しにしてもしなくても、全体の費用はあまり変わらないのです。

 

●躯体表しのデメリット
マンションで天井を躯体表しにした場合は、もともとあった天井を解体してしまうので、上の階の生活音が聞こえやすくなります。また天井を作らない躯体表しの場合は、ダウンライトの設置ができません。おすすめの対策は、リビングは躯体表しにして、静かに過ごしたい寝室は天井を付けるなど、家の中でメリハリを持たせること。

 

●躯体表しのバリエーション
マンションの躯体表しはコンクリートの天井や梁、壁が見える状態のことですが、戸建ての躯体表しには見え方にバリエーションがあります。例えば木造の躯体表しであれば、2階の床の裏側やそれを支える梁が見えますが、鉄骨造になると見えてくる構造体も鉄になるので、イメージが随分変わります。また天井板の位置をずらすことで、半分だけ梁を見せることもできます。

 

リノベーションをするなら、ぜひ取り入れてみたい「躯体表し」。メリットやデメリット、建物の状態などをよく見極めた上で、検討してみてください。今後は「床材」や「収納」についても解説していきたいと思います。

 

【今回教えてくれた人】
株式会社アイ・クルール 石原 由梨さん